さようならパンダバス

ぽんぽこツアーズ

先週末、上野〜浅草間を循環しているパンダバスに乗ってきました。パンダバスは上野に行くときよく見かけたので存在は知っていたのですが乗ったのは今回が初めてです。

 パンダバスの特徴はまずなんといってもその外見です。誰がどう見てもパンダバスと認めざるを得ない外装は多くの人の目を引き留めます。実際、今日も私を含め到着したパンダバスを撮影している人が結構いました。

前照灯の形状から種車はトヨタコースターかなと思いましたが、側面にHINOのロゴがあったので日野リエッセⅡでした。まあ、OEM供給車なので実質同じですが。

 横から見ると前面がかなり飛び出ていることがわかります。

パンダバスのもう一つの特徴は無料で乗れるということです。停留所は浅草ROXを起点として浅草寺の周囲をまわってから合羽橋商店街を通って上野駅や本物のパンダのいる上野動物園を経由して上野松坂屋に到着、そして再び合羽橋を通って浅草ROXへ戻る循環ルートとなっていますが、台東区のランドマーク的なエリアを結ぶこのバスはなんと無料で利用できるのです。ホームページには公式スポンサーは大丸松坂屋百貨店と書いてありました。

 今回は提供元である松坂屋上野店前の停留所から乗りました。

車内に乗り込むと外装だけにとどまらないパンダへの強いこだわりを感じました。まず、各座席のヘッドレスト部分にカラフルで可愛らしいパンダの耳がついていました。それだけにとどまらず車両前方のモニターには上野動物園で誕生したシャンシャンの育成記録のビデオが流されていました。可愛らしいシャンシャンの姿にしばらくほっこりしていましたが、ふとモニターの横を見たとき衝撃的な掲示を目にしてしまいます。

“パンダバスは2020年11月末をもちまして無料循環運行を廃止することになりました。今まで11年間ご愛顧頂きまして誠にありがとうございました。”
 
 そう、この無料循環バスの運行は今年で終わってしまうとのことなのです。無料循環運行の廃止だから、有料化するのかなとも思いましたが、11年間の歴史を締めくくるような挨拶があることから運行そのものをやめてしまうのではないでしょうか。このコロナ禍でスポンサーの大丸松坂屋も他の百貨店同様に、緊急事態宣言下の営業時間の短縮や人出の大幅な現象による収入減少があったでしょうから、無料バスの打ち切りは状況的には仕方ないでしょう。とはいえパンダバスが走ってる姿を見れなくなるのはさみしいものです。

目的地である、合羽橋道具街の停留所で降りました。車体側面にスポンサーである松坂屋上野店の広告が見えます。

パンダバスは終点である浅草ROXに向かって走り出しました。車体後方上部に丸くて可愛らしいしっぽが見えます。

さようならパンダバス、今日初めて乗ったけど、快適な台東区の旅をありがとう!

パンダバスが去った後、反対側からは台東区のコミュニティーバス「めぐりん」がやってきました。今回紹介したパンダバスはちょうど街の中心の停留所におろしてくれるので、上野から合羽橋に行くのに非常に便利ですが、この「めぐりん」も上野エリアと合羽橋中心街を結んでいるので便利です。「めぐりん」は「北めぐりん(浅草回り)」「北めぐりん(根岸回り)」「南めぐりん」「東西めぐりん」「ぐるーりめぐりん」の5路線が運行していて、運賃はワンコイン100円で乗れます。上野駅から合羽橋に行くには東西めぐりんの松が谷停留所で降りると近いです。

 合羽橋商店街には専門的な調理器具や食器など様々な道具が売っていて楽しいです。ぜひパンダバスや「めぐりん」で行ってみてはいかがでしょうか。
パンダバス
台東区循環バス「めぐりん」
かっぱ橋道具街・オフィシャルウェブサイト【公式】

コメント

  1. 神がくれた美しい体 より:

    パンダバス初めて知りました。いい情報です。しかし、廃止するまでにいけるかな。。。

    • サバイバルいばる より:

      無料ですのでぜひ乗ってみてください。あと2ヶ月くらいなので、なる早で

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