鹿島神宮とは
鹿島神宮は茨城県鹿嶋市宮中にある神社です。千葉県香取市の香取神宮、茨城県神栖市息栖の息栖神社とともに東国三社に数えられる神社です。『古事記』に登場する建御雷神(タケミカヅチ)を祭っており古代の朝廷からそれ以降の歴代武家政権にわたって武神として信仰されました。また建御雷神(タケミカヅチ)は、地震を引き起こす大鯰(おおなまず)を押さえつける存在として江戸時代の錦絵に多く描かれています。境内には大鯰を封じているとされる「要石(かなめいし)」があります。
鹿島神宮へのアクセス

東京からのアクセスには東京駅八重洲口から出ている高速バス「かしま号」が便利です。電車でも行けますが、バスの方が乗り継ぎなしで最短時間(約2時間)でつくことができます。

到着したバスは側面を大々的に使って千葉県多古町の宣伝をしていますが、茨城県鹿島神宮行きのJRバスです。東京〜鹿島神宮の路線はJRバス関東と京成バスと関東鉄道バスが共同運行しています。運賃は大人片道ICカードの場合は1850円、現金だと2000円です。

バスのもう一つのメリットは座席です。電車では基本的にロングシートか4人がけのボックス席で、リクライニングシートに座るには追加料金でグリーン券を買う必要があります。ただし成田以降はグリーン車を連結していない編成になりますので、ロングシートかボックス席になります。一方、高速バスの場合は追加料金なしでリクライニングシートが標準装備されていますので、東京から鹿島神宮まで快適に移動することができます。

「かしま号」の終点は「鹿島神宮駅」ですが、鹿島神宮の最寄りの停留所は終点から一つ前の「鹿島神宮」です。ただし、停留所は参道から少しずれた場所にあるので、下車後は迷子になる前にgoogle mapなどで方向を確認してから進みましょう。迷わなければすぐ参道に着くことができます。
鹿島神宮の見どころ

鳥居をくぐると荘厳な朱色の門が見えてきます。この門は初代水戸藩主の徳川頼房の命により寛永11年(1634年)に造営されました。日本三大楼門に数えられています。

境内は本殿、冒頭で紹介した要石、御手洗池(みたらしいけ)や庭園などがあります。そのほか小さな社屋もいくつか点在しています。

現在の本殿は江戸時代初期の元和5年(1619年)に江戸幕府第2代徳川秀忠の命によって造られました。



さざれ石の横では鹿が飼われていました。

さらに奥に進んでいくと御手洗池(みたらしいけ)があります。この池の水は、長い年月をかけて濾過された湧水で「長命の湧水」として知られている鹿島神宮の御神水です。

池の横には茶屋があり、お団子やお茶、鮎の塩焼きなどの軽食をいただくことができます。また、御神水で打ったお蕎麦をいただくこともできます。
帰りは鹿島神宮駅から

御手洗池に続く庭園の方から出て進むと鹿島神宮駅に着きます。鹿島神宮駅はJR鹿島線の駅で鹿島臨海鉄道大洗鹿島線も乗り入れてきます。JR鹿島線では香取や佐原方面へ、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線では大洗や水戸方面へ向かうことができます。また、路線バスや高速バスも出ており、帰りの高速バスはここ鹿島神宮駅が始発なので便利です。

帰りのバスの降り場は日本橋口になります。JRバスはやはり国鉄からのツバメのマークがしっくりきます。
コメント
神社の写真が少ない気がします。どんな形の神社かがわからないです。その写真があるとうれしいです。
そうですよね、実は肝心な神社本殿の写真をあまり撮っていませんでした。こんどから出掛けた時はもっとたくさん写真を撮っておこうと思います。